皆様頂いた喜びの声

胆嚢の摘出をさせて頂きました。

皮膚病が治らないとの事で転院されてこられたサクラさん。長期間ステロイドというかゆみ止めを服用しており、その副作用で肝臓の数値が上昇し、体調不良を起こしそうな状態でした。すぐさまステロイドをやめるため漸減し、肝臓の治療も並行しておこないました。しかし思うように数値が下がらず、全身の検査をしたところ胆嚢内に石が溜まり、炎症を起こしている事がわかりました。今の内科的な治療では限界を感じ、手術の検討をしました。ひとたび体調が崩れてしまってからでは助けられない可能性がある事、まだ強い症状が出る前の今なら成功する可能性が高いことをお話したところ、飼い主様がご希望されたため手術をさせて頂きました。

二枚目の写真は手術のものですが、胆嚢が炎症を起こしているのがよく分かります。胆嚢を摘出する際、まず肝臓から胆嚢を剥離するのですが、炎症が強いと剥離自体が難しく、出血も多いため気を使いました。さらにサクラちゃんは胆嚢内に結石が多数あり、石の処理にも気を使う必要がありました。手術後はチューブが何本も体に入っていいる状態で、集中的な管理が必要な状況でしたが、その後は順調に改善してくれ無事元気にお返し出来ました。
後日飼い主様から手紙を頂き、手術の内容、リスクを詳しく説明してもらいリスクと費用で悩みましたが、胆嚢が悪化し苦しんで欲しくない、するなら少しでも元気でうまくいく可能性が高いうちにと決断しました。
手術当日、手術の結果報告がなかなか来ない、だんだん不安になり待ちきれずにラインに、さくらは大丈夫ですかと問いました。暫くして、長引いて今終わったとのこと、予断を許さないとの報告、心の片隅に最悪の事態を覚悟していたつもりですが、悲しくて悲しくて、どうか助かりますように！助けて下さい！と祈りました。
毎日、容態を病院から報告していただいて、回復に向かっている様子！嬉しかった！！
面会に行くと、まだまだ弱弱しい姿だろうと思っていましたが窓越しに私たちの姿を見た瞬間ワン！ワン！と元気に鳴いてくれました。感動でした。そして思ったより早く退院できました。
大変、難しい手術を成功して下さった先生に感謝です。ありがたいことです。
スタッフさんも皆さん動物好きなのが伝わります。ワンちゃん猫ちゃんに声かけされて。
みわ病院に出会えて本当に感謝しています。これからもよろしくお願いします
と書かれていました。
本当にリアルなお声を頂き、文章を読みながら我々もいい仕事ができ、本当に良かったと思う一方、かけがえのない命に携わる責任を改めて感じ、さらに身の引きしまる思いでした。